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第5回内国勧業博覧会

第5回内国勧業博覧会

管理コード:1409
開催日程:1903年03月01日(明治36年)~1903年07月31日(明治36年)
開催地:大阪府
会場:天王寺今宮、堺市
主催:日本政府
入場者:5,305,155人

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【資料件数:125件】

この回は明治32年開催のところ、政府は明治33年のパリ万国博覧会に参加を決めており、同35年は英国グラスゴー万国博覧会の参加準備もあるとのことで、ようやく明治36年開催と決定した。会場敷地約32万3.000平方メートルに農業、林業、水産、工業、機械、教育、美術、通運、動物、水族の10館が建ち、このほか台湾館、外国館を加え、外国からの参加は英、独、北米合衆国、仏、露ほか18カ国。カナダ政府ほか5館は特設館を建設した。前例のない試みとして、夜間開場が行われ全館にイルミネーションがつけられ、博覧会史上に輝かしい光彩を放った。呼び物はウォーターシュート、メリーゴーランド、パノラマ世界一周館、不思議館、大曲馬など外来の娯楽施設が勢揃いした。また、堺大浜に設けられた水族館は、2階建ての半永久構造で、天井水槽や養魚場も作られ、閉会後、昭和36年まで堺水族館として市民に親しまれた。入場者は内国勧業博覧会史上はじまって以来の5,305,155人(第一会場:4,350,639人、第二会場・堺水族館:954,516人)と大記録をつくった。[博覧会の正門前に、生身の人間を展示した場外余興パビリオンがつくられ、「内地に近き異人種を聚め其風俗、器具、生活の模様等を実地に示さんとの趣向」(『大阪朝日』)で、北海道のアイヌ5名、台湾先住民4名、琉球2名、朝鮮2名、中国3名、インド3名、ジャワ1名、「バルガリー」1名の都合21名が「日常の起居動作を見する」(同前)ために展示され、当時の清国と朝鮮から抗議があって外交問題ともなり、小村寿太郎外務大臣から大阪府知事宛に「人類館ヨリ清韓両国人ヲ除去」する通達も出される、所謂「人類館事件」も起こった。]

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