slice of time

【プロジェクト概要文】

イタリアの高級時計ブランド「PANERAI」の空間インスタレーション。
一筆書きの数字を用いたインデックスや、スクエアなフォルムのケースといったパネライの特徴を凝縮した透明な「抜け殻」のような時計をまずはデザインし、それを押出し成型によって16mの長さに引き伸ばしました。
この細長い「抜け殻の時計」を少しずつスライスしながら手作業で時計が作られていき、来場者は完成品を持ち帰ることができます。
来場者の「年齢」が「mm」に変換されて切り出されるため、様々なプロポーションの時計が自然と生み出されます。

研磨、サンドブラスト仕上げ、組み立てなど、ひとつひとつの作業行程ごとに円形のアトリエ空間が用意され、それらが噛み合い、連動しながら徐々に時計が仕上がっていく様子は、時計の歯車のような演出となっております。
時計は5分おきに1点ずつ製作され、細長い「抜け殻の時計」は展示期間の間に少しずつ短くなっていき、すべて消えた瞬間にインスタレーションも終了します。
つまり、この「抜け殻の時計」もまた、砂時計のように時間を知覚させるための装置となっています。
「時計のはかり売り」のように「時間」を「長さ」に変換することで、時間を体感することが可能となり、さらには「自分だけの時間を持ち帰る」ことができるのではないか、と考えました。

当物件は当社のデザインチーム「onndo(※)」が担当しました。

 

※「onndo」とは?
​ operated by nomura and nendo design office
世界的に評価の高いデザイナー佐藤 オオキ氏が代表を務めるデザインオフィス「nendo」と 業務提携をしている当社クリエイティブチームです。


オープン:
2016年
所在地:
東京都
クライアント:
オフィチーネ パネライ 様
業務内容:
デザイン・設計
受賞:
「日本空間デザイン賞2017」銀賞 
「アジアデザイン賞2017(Design for Asia Awards 2017)」メリット賞

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