Works#アワード受賞

わたしたちの未来へ- SCRAP MATERIAL UPCYCLE PROJECT- SCRAPTURE

わたしたちの未来へ- SCRAP MATERIAL UPCYCLE PROJECT- SCRAPTURE

本プロジェクトは建材や内装素材から排出される「SCRAP」を「FURNITURE」として補完・展示し、再生素材としてリユースし、地球に還元するアップサイクル活動です。環境省の発表によると、令和2年度の日本の産業廃棄物の排出量は年間3億7,382万トン※にものぼり、1日当たりに排出するスクラップは100 万トン近くになります。日々デザイン業務の中でさまざまな素材に触れている私たちクリエイターこそが、限られた地球資源の再生利用について社会や地域に率先して発信していく責務があると考えました。社内の若手クリエイターでチームを編成し、社会貢献活動としてプロジェクトを企画・運営しています。再生ビニールを使用した透明表皮に粉砕加工した廃材を家具として封入・補完し、アート展示調の表現にてメッセージ訴求のための展示を行い、国内外のオフィスや公共空間を巡回していきます。一定期間の展示を経てから再度、内装資源として内装・建築現場に素材を還元し、また次の廃材を封入・補完・展示していく巡回型のサステナビリティ活動に関連したプロジェクトとなります。メッセージをより多くの人びとに届けるために、協賛企業を募るローンチ展示を自社オフィスのエントランス空間で行い、多くの協賛企業や地域の人びと、教育機関からの賛同を得ています。日常で目にすることのない「内装廃材」を「見て・知って・触れて」もらうことで、より良い未来と持続可能な社会について考える「きっかけ」となるように、誰もが直感でメッセージを感じ取ることのできるインスタレーション的発想での展示を行っています。 ※出典:環境省「令和2年度総排出量」

#コーポレート
富士スピードウェイホテル / 富士モータースポーツミュージアム

富士スピードウェイホテル / 富士モータースポーツミュージアム

日本を代表するモータースポーツの拠点「富士スピードウェイ」に隣接した敷地に新築された、「ホテル」と「モータースポーツミュージアム」を融合した施設です。「モータースポーツの魅力と価値」と「ハイアットブランドが提供するホスピタリティー」の融合により、唯一無二の体験を提供する場となっています。「内装(ホテルインテリア)」と「展示(ミュージアム)」の垣根を越え、空間におけるすべてを「モータースポーツの魅力と価値」を伝えるメディアと捉えたデザインワークを展開しています。施設全体に散りばめられたアートワークは、モータースポーツに関する膨大なリサーチやデータから構築されたメッセージを持つことで、素人から玄人まで楽しめるものとなっています。またミュージアムとしては世界で初めて「メーカーの垣根を越えてモータースポーツを通史で展示・紹介」しています。解説文中心の説明的な展示ではなく、モータースポーツ文化が歴史の中で社会にもたらしてきた価値を直感的に捉えられる展示を目指すため、車両と時代背景を組み合わせることで変遷を回遊しながら俯瞰できる展示構造としました。中でも特にメインとなるゾーンは映像音響を含んだ臨場感あるシアター型展示などで印象的に演出しました。

#ホスピタリティ
杜の街プラザ

杜の街プラザ

「瀬戸内の大らかな自然を体現した食空間」瀬戸内は、多くの島々が織りなす美しい風景や温暖な気候、豊かな自然に恵まれています。複合型施設『杜の街グレース』の商業・ヘルスケア施設棟『杜の街プラザ』。そのなかにある、岡山・瀬戸内の魅力を結集したオンリーワンの大型フードホール(約2800㎡)。このフードホールでは、その大らかな自然から着想を得て、心地よく伸びやかな食空間を計画しました。約70mの吹き抜け空間には、瀬戸内の穏やかで雄大な波動を想起させる天井ルーバーを計画。ゆったりと伸びゆくウェーブデザインが店内全体をつなぐとともに、客席全体を寛容に包み込みます。また中央には、1階と2階を地形のようにつなぎ、新たなコミュニティを生み出す「丘」を設けました。さまざまな用途に利用できる集いの場として、軽食をとったり、読書をしたり、くつろいだり、各々が好きな場所を見つけて過ごせる場所となります。さらに椅子やソファには、この地ならではの魅力を体感できるよう、岡山の産業を代表するデニムを使用しました。このフードホールが『杜の街グレース』全体の豊かな環境と調和しつつ、人々が瀬戸内の魅力を楽しみ、食を通じてつながり、未来への希望を育むことができる食空間として、長く愛されることを願っています。

#アーバン & リテール
RED° TOKYO TOWER

RED° TOKYO TOWER

「RED°」ブランドのメインプラットフォームとして、TOKYO/JAPANのアイコンである東京タワー内に日本最大規模となるesportsパークが誕生しました。最新のゲームタイトルをプレイしたり、世界最先端のXR技術を搭載したスタジアムで大会やイベントを楽しんだりと、あらゆる場面で遊びを詰めこんだ「異次元のエンタメ体験」を提供する空間を追求し、esportsが国⺠的カルチャーへと進化する、その最前線の舞台となることを目指したエンターテイメント施設です。築年数の古い躯体であることを生かしながら、全体を綺麗につくり過ぎず、古さゆえの味や素材の表情を保ち、東京タワーの内部空間であることを意識させるデザインとしました。金属やモルタルの素材感や構造そのものを魅せることで生まれる力強さによって、あたかも東京タワーを侵食しているような空間となっています。企業やメーカーとのコラボレーションを想定し、汎用性があり、かつエッジの効いたニュートラルカラーをベースに、施設名にもなっているブランドカラー「TOKYO RED」を効果的に空間に取り入れ、RED°ブランドを強烈に印象付けています。映像演出も掛け合わせながら、新たな近未来空間を実現しました。

#エンターテインメント
松下IMPビル 商業エリアリニューアル

松下IMPビル 商業エリアリニューアル

大阪ビジネスパークにあるオフィスビル、松下IMP ビルの商業エリアをリニューアルしたプロジェクトです。 このビルには以前に計画された駅が現在も地下に残っていることから、かつての計画のように人びとが集まる拠点となることを願い、駅をデザインモチーフとしました。施設全体で多層階にわたって伸びる丸柱には、力強いモルタル調の仕上げと金物のフレーミングを施し、駅のような列柱空間のベースをつくりました。西側の吹抜けではこのフレーミングが駅のアーケードのように連続するアーチ型となり、既存のR天井と呼応することで吹抜けとの一体感を生んでいます。その中に、当ビルと隣接する大阪城の黒/ゴールド/緑青の色、石垣/梅の形をFF&Eと造作に取り入れることで、この土地が400年前から受け継いできた記憶との親和性を持たせました。また、コロナ禍で多くの企業がオフィス外で働くことのできる環境を整備していく中、商業エリアの共用部に働く場を設え、新しいワークスタイルにフィットする商業オフィスビルのあり方を模索しました。商業エリアの各所には打合せから個人ワークまで幅広いニーズに対応できる家具を配置しました。各家具にはL型に拡張する天板付きのソファ、視界を制限して集中力を高めるハイバックチェア、コートハンガー付きのカウンターチェアなど、さまざまな工夫を施しています。パーティションのように植栽を配置することで居心地の良さにも配慮し、平日は主にワークプレイスとして、休日には観光客の休憩スペースとして利用できる場としました。IMPビル内のオフィスワーカーだけでなく、大阪ビジネスパーク内で働く方、さらには来街者まで、さまざまな人びとが集う開かれたワークプレイスとして、新しい働き方、新しいコミュニケーションが生まれる場となることを目指しました。

#アーバン & リテール
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